Project Story

Project Story 01

About Project

若手の挑戦が、
大規模プロジェクトを
動かす力になる。

東京海上日動の自動車保険、その商品・料率改定を担う一大プロジェクト。これは、約17億円の増収と、代理店の方々(※1)の業務時間を年間3,000時間削減するという大きな成果を生み出しました。15の部署から500名以上が参加したこの巨大プロジェクトを率いた責任者、初めてリーダーとしてチームを牽引した中堅社員、そして入社1年目でプロジェクトの品質向上に大きく貢献した新人。それぞれの立場で困難に立ち向かい、成長を遂げた3名が、プロジェクトの裏側と成功への軌跡を語ります。

※内容は取材時のものです。

Project
member

Y.A
商品システムデザイン一部 課長

2008年新卒入社。ビリングシステムデザイン部で7年間経験を積んだ後、現在の部署へ。過去に2度、同様の商品改定プロジェクトを率いた経験を持つ。本プロジェクトでは責任者として、500人規模のメンバーをまとめ上げ、プロジェクト全体を成功へと導いた。メンバーの育成にも力を注いでいる。

T.K
商品システムデザイン一部 シニアエンジニア

2020年新卒入社。理系専攻。配属から一貫して商品システムデザイン一部に所属。本プロジェクトでは、ユーザーが直接目にする業務画面の設計・開発(以降は「フロントエンド」)のリーダーを初めて務めた。「東京海上日動のビジネス部門への留学」を経験し、システムとビジネス、双方の視点を併せ持つ人材としてチームを牽引した。

N.S
商品システムデザイン一部 エンジニア

2024年新卒入社。文系専攻。最若手として本プロジェクトに参画。商品規定に基づくバリデーション機能の要件定義~テストを担当。持ち前の探究心から実装誤りを早期発見し、適切な保険引受を支えるシステムの信頼性向上に寄与した。

Chapter 01

Chapter 01

15部署500人が挑む、巨大プロジェクトの幕開け

Y.A

今回のプロジェクトは、自動車保険の商品改定に伴うシステム開発です。お客様からのご要望を反映した補償の拡充はもちろん、代理店の方々の事務作業を効率化するためのシステム刷新も大きな目的でした。15の部署から500人以上が関わる、東京海上日動システムズ(以降は「システムズ」)の中でもかなり大規模なプロジェクトです。

T.K

私はこれまでも商品改定プロジェクトに参加してきましたが、今回初めて画面設計を担うチームでフロントエンドリーダーを任されました。担当者だったこれまでとは違い、自分で意思決定をする場面が増え、責任の大きさを感じると同時に「決める楽しさ」も味わうことができましたね。

N.S

私は、社会人として初めて経験するプロジェクトがこちらでした。とにかく関係者の多さと規模の大きさに圧倒されたのを覚えています。保険の知識もシステム開発の経験も浅い中で、先輩方がスピーディーかつ丁寧に要件を定義していく姿を見て、率直に「すごいな」と感じていました。

Y.A

規模の大きなプロジェクトですが、お客様のニーズに迅速に応えるため約10ヶ月という短期集中でやりきる必要がありました。特にN.Sさんが担当したデータチェックの部分は、保険契約の根幹を支える非常に重要な役割。最若手としての参画はプレッシャーが大きかったと思いますが、本当によくやってくれました。

Chapter 02

Chapter 02

些細な疑問が品質を救う。若手の気づきと成長の連鎖

N.S

プロジェクトの途中で、開発側から提案された条件に対して「この条件だと、テストの時にうまくエラーが出ないかもしれない」という小さな疑問を感じたことがありました。本当に些細なことだったので、共有するか迷ったのですが、先輩に相談してみたんです。

T.K

そのN.Sさんの疑問が、結果的に実装の誤りを発見するきっかけになったんですよね。私もリーダーとして、自分のチームのメンバーがビジネス部門の視点を持ち、お客様にとって一番良い判断は何かを一緒に考えてくれたことで、最適な提案ができたと感じています。

N.S

はい。先輩方が「確かにその可能性はあるね」と、私の疑問を真剣に受け止めて掘り下げていただいたおかげです。もしあの時、若手だからと発言をためらっていたら、テスト工程で大きな手戻りが発生していたかもしれません。知識が浅いからこそ気づける視点もあるんだと学びましたし、何より、些細なことでも共有しやすい風土に助けられました。

Y.A

まさにその通りで、システムズは年次に関わらず、誰もがチャレンジできる環境です。N.Sさんのように新人でも東京海上日動のビジネス部門としっかり対話できるようになっていく姿や、T.Kさんのようにリーダーとしてメンバーを率いてたくましくなる姿を見られるのは、プロジェクトマネージャーとして嬉しい限りです。

Chapter 03

Chapter 03

システムとビジネスの架け橋へ。
視座を高めた「ビジネス部門への留学」

T.K

今回のプロジェクト期間中に、私は1ヶ月間、開発を依頼する側のビジネス部門で業務を経験する「留学」に参加しました。システム開発のさらに上流、まさにビジネス部門が「今回の商品改定で何を実現したいか」を議論している真っ只中に飛び込む形です。

Y.A

部署の垣根を越えた新しい取り組みでしたね。T.Kさんにとって大きな経験になったのでは?

T.K

はい。それまでは、どうしてもシステム的に「できる・できない」で判断しがちでした。しかし、代理店の方や東京海上日動の営業担当の声など、様々な立場の方々の想いを知ることで、「システム的には難しいけれど、お客様のことを考えたら絶対にこうした方がいい」という視点が持てるようになりました。この経験があったからこそ、東京海上日動のビジネス部門と深く対話し、システムとビジネス、双方の観点から最良の判断ができたと思っています。

N.S

私も、最初は東京海上日動のビジネス部門との会話に臆してしまうことがありましたが、先輩方にサポートいただきながら、システム側の意見を伝えつつ、代理店の方々の立場にも寄り添った提案ができるように意識しました。T.Kさんのように、私ももっとビジネスへの理解を深めていきたいです。

Chapter 04

Chapter 04

年間3000時間の業務削減。私たちが創出した価値と未来

Y.A

このプロジェクトの結果、新たな補償の追加などによって約17億円の増収を達成しました。それと同時に、我々が特にこだわったのが、代理店の方々の事務作業のシンプル化です。これまで紙で管理していた業務をシステム化するなど、地道な改善を重ねた結果、代理店の方々の業務時間を年間で3,000時間削減することに繋がりました。

T.K

システムをサービスインした時点では、私たちにその数字の実感はまだありませんでした。でも後日、東京海上日動のビジネス部門から「代理店の方々から『使いやすくなった』という声が届いているよ」と共有いただいた時に、自分たちの仕事の成果を実感できて、本当に嬉しかったですね。

N.S

私も、自分の仕事が多くの人の役に立っていると実感できたことで、大きな達成感を得られました。今後は、さらにシステムと保険の知識を深め、東京海上日動のビジネス部門ともっと密にコミュニケーションを取りながら、いずれはT.Kさんのように担当システムをまとめられるリーダーになるのが目標です。

Y.A

二人とも、このプロジェクトを通じて本当に大きく成長してくれました。これからもお客様の期待を超える価値を提供するために、現状に満足せず、常に新しい挑戦を続けていきたいですね。事故が起こる前の段階でお客様を守るような、そんな未来のサービスも、我々の手で提案していきたいと考えています。

(※1)代理店:損害保険は東京海上日動と契約した保険代理店が保険の募集を担う。自動車保険では、自動車ディーラーが代理店として募集するケースが多く、ほかにも多様な形態の代理店がある。